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あけましておめでとうございます。

  有難い事に、年末年始は70改乙絡みで忙殺されておりまして、且つその後で風邪で寝込むなんて体たらくでございました。

さて早速ですが、そのAK70改乙とPAW改絡みのオハナシです。

 

手元にあるクロックの残数的に上記2機種ですが、あと3台分しか確保出来ません。

(1/17追記 売り切れました ※クロック納品後の施工予約は受け付けております)

昨年中に発注は既に掛けてあるんですが、リードタイムが相応に長く来月中旬以降にズレ込みそうなので、スムーズな入手をされたい方は割とお急ぎいただいた方が宜しいかと思われます。

 

この2機種は当方としても理論として完成した自信作であり、評判も良かったので割と捌けるスピードが予想を上回る現状です(特に70改乙)。

このクソコテ理論、現時点で施工中のDX90であったりAK240であったりにも適用試験を続けておりますが、やはり正負出力を持つDACチップ全般に対して適用可能という汎用性もあって今後はこういう路線の音…所謂「クソコテサウンド」の確立と言っても過言ではないなと判断しています。

この理論、一言で言い換えれば「DACのきもちになるですよ」です。

やってる内容としては至極難しくもない事ですが「回路の教科書通り」な優等生回路で横並びの昨今のDAP達からもう一歩踏み込んだ内容ですね。

まぁそんな事を言ってると…「先人が思い付いたけど敢えてやらなかった事」とか言われそうですが、ちゃんとトランジェントも対称ですしS/N比も改善しているので、一応数字の上では証明出来ているので良しとします。

特に70改乙に於いては本当にポテンシャルが遺憾なく発揮出来ているので、比較的お手頃なお値段でこの音!というのは何にも代え難く。ハッキリ云ってしまえば「期待して良い」です。

そして、今後70の上位機種が出た際にどれだけの向上余地があるのかに期待をしつつ、新年のご挨拶の結びとさせて頂きます。

| 雑記 | 07:00 | - | - | pookmark |
PAW Gold改とDX90改の改定

この二機種が最近中古価格も落ち着いたからか妙にhotなので、諸々昨年書いた内容に追加して記載したいと思います。

 

また表記法変更につき改めて記載すると、

改→改二・改三、は機能的な差異を伴った変化を指します(バランス出力の有無とか)。

改→改乙や改二→改二丙、は回路的部品的な差異であり機能的な違いはなく、あくまでrevisionとしての改善順です。

 

PAW Gold改乙

ハイ来ましたよコレ。音もさる事ながら見た目は相応にアレインパクトの大きい子ですね。

元々PCM1794の音が一番好きな自分としましてもなかなかのヒットです。そしてその元々の音を踏まえてやりたい放題やってくれ、とのオーダーでありまして、上記2例と同様にクロック交換アナログ回路交換オペアンプ交換、更にI/Vに箔投入など、まぁ普通のメーカーでは出来ないアホの所業の数々を盛り込んでロールアウト。これもほぼワンオフ的なメニューと云っても過言では無い内容ですから、注文の際はやや詰めの相談をしつつ進行する事となりそうです。

こちらは作業の難易度というよりも、ひたすら物量!物量!という戦術なのでお値段が嵩むパターンですね

お値段¥170,000.-ですから相も変わらず高いんですが、相応の音にする事は出来たと思います。

 

(以下12/1追記)

回路を更に変更してGNDに銀線を這わせたりS/N比と位相特性を改善した上で色々やらかしておりますが、何よりも自分がベタ惚れする様な音になったのが大きいです。フィルタの構造にかなり工夫を凝らしたので一線を画せる音になれた、というのが自負としてもありますし、新しいリビジョン扱いとする程の変化であったと確信しています。

散々音は良いんだけど見た目がアレ見た目がアレと言っていた自分ですら結局とうとう買う羽目になりました。

お値段は据え置く事とします。

 

※乙じゃない個体からのアプデですが、実装の手間は掛かるので¥15,000.-となります。

 

PAW Gold改二丙

さてこの長ったらしい名前なんですが、要は「改二」はラインアウトをぶっ潰してバランス出力を取り付ける事に相当します。

丙なのはあーでもないこーでもないやりつつ3番目の回路だったから、です。

PCM1794自体バランス出力ですから、やろうと思えばそのままバランス出力を出す事は可能なのですが、しかし手数も多く高くなるのが見えておりバランス回路の追加は表立ってはやっておらず、お客さん毎のマイナーアプデ扱いだったんです。

しかしその出来に気を良くして調子に乗ってしまいラインナップに正式に加える事となりました。

バランスだけ追加してよと言われても、ハッキリ云ってしまえば改乙で付いてるフィルタ部品との兼ね合いがあってこその、この出音であるのも判明しているので、バランスだけの適用は不可能です。出音的にも回路的にもOK出せなくなります。

お値段は改乙からですと+¥70,000.-です。

でもそれだけの音になれたから、全部でカスタム2個買える値段になってもこの音なら全然イケると判断しました。

珍しく強気です。

大体自分は高いものは高いよって上みたいに正直に言っちゃうんですが、今回は違います…「高いが納得出来る」という程度になったので。

 

DX90改乙

さてこの改造は、627だあーだこーだ単純な話ではありません。

抵抗コンデンサ品質向上全取っ換えと、略されたパスコンの付加、あとDCDCコンバータの強化ですね。これはDX100でも同じ状況に陥るんですが、搭載されるLT3471は非常に強力で、オペアンプが用いる正負電源には見合うスペックなもののかなりノイズを生み出すDCDCでして、1.2MHzのスイッチングがモロに電源に乗ります。なのでそれに合わせたフィルターと低ESR環境を作ってノイズを殺しちゃおう!というオハナシです。

そのうえ用いられているK2MですがRevisionWですから、1世代古いタイプでやや音が伸びないんです。そこを踏まえて是正しつつ音をまとめ上げて行こう、というアプローチ。

コンデンサは状況に応じてKAFXないしはSilmic2を使い分けた上で、I/VOPA1642に固定します(そもそもI/VFET入力以外を使うのはカップリングの無い回路では色々と問題が発生する上にバイアス電流分信号の一部が失われるので普通はやりません…26042134等の指定があればそれはまた別途相談)。上はシャッキリ伸ばしつつクリアに仕上げます。

 

(以下12/1追記)

最近ポツリポツリとDX90の注文がまた入ってきた折、とある関西のお客様からのご注文で特別仕様を作る事となりまして。

その際にPAW gold改乙のノウハウをフィードバックした回路を実験的に投入した所、完全にSabreの音だと思える様な会心の出来になりました。

何が良いって「やっぱり本来この音だよね」と思える情報量と定位、そして抜群のS/N比です。

そりゃ奢るところ奢ればこうもなるよね、というだけの事ですし、そりゃそうだろって話でもあるんですが。

 

お値段¥50,000.-という事で従前よりも40%以上の値上げ且つ中古価格余裕で上回りますが全然オッケーオッケー。

この音で5万なら全然安いです。寧ろジャンジャン注文してもらってジャンジャン驚いて欲しい…そんな感じです。

 

商売っ気をあまり出さない自分が、いつになく珍しくイケイケドンドンな感じなエントリなんですが、

つくづく思うのが、今回のPaw改乙のノウハウはかなり汎用性高いので、今から自分のAK120にでも適用しようかと…

そんなレベルでの個人的イノベーションでした。

この2機種は本当にオススメしたいですねぇ。両者とも素体はやっぱり中華であり物量投入型である事なのが奏功した、という事でしょうか。

 

以上乱文長文失礼しました。

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