CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< June 2016 >>
PR
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
【番外編】 M-03改について

 AK380改…の前にちょっと番外編として、JuSTAXでお馴染みのKing Sound M-03についてのオハナシ。

そして取り急ぎなのでJuSTAXについての説明は割愛致します。

 

サクッと改造内容を説明しますと、

 

1, まずバイアス電圧を上げます

(430V→505〜530V程度; 個体差大)

これにより振動膜の動作の忠実度が上がります(電場が強いですから疎力と引力が強くなりますからね)

つまり解像度↑&高域↑って事になりますし、低域の硬さも改善されます。

 

2, バイアス端子(つまり左右振動膜に繋がります)の

電源供給能力を上げます

前よりも電流を多く出せるので、電流を他チャンネルに奪われるリスクが減ります。

これは互いのチャンネルの影響を受けにくくなる(他チャンネルの反位相が乗りにくくなる)事になるので、つまりチャンネルセパレーションや定位の改善となります。

 

3, アンプ部の物量投入と電源強化

これは他の改造と同様ですね。

 

4, ノイズ防護の強化

如何せん500V以上の電圧が筐体内に存在しますので、トランスを挟んで直接アンプ部と繋がっていないとしても、そのままですと普通の回路にも強い電場のせいで影響が出てしまいます(実際出てます)。

なので力技ではありますが、バイアス回路直近にシールドを設けて遮蔽し、ノイズ源からの影響を低減しています。

 

まず以上の様な内容を1セットとして施工しています。

 

お値段は特に高いパーツを投入するワケでもないならば基本一律で、

 

¥49,800.-

 

となります。

 

また仕様ですが、基本的にはワンオフ同様にお客さんの要望に極力沿う形で組んでいきますが、今回はちょっと特別で、須山社長の用いているチューンと同じものを10台となります。(6/28追記; 残3)

理由は明白で、組んだ個体の中でも最も癖が少なく万人受けしやすいチューンである事です。

非常にヌケが良く明るい音で、解像度も申し分なくSTAXらしさを伸ばすという意味では秀逸であると思っています。

 

しかし残念な事に、用いているスチロールコンデンサが随分前に生産中止となり非常に入手困難でして、数日前に欧州に追加の発注を掛けたものの10台分しか確保出来なかった現実があります。

往年の音の良いパーツはもうひたすら市場在庫の奪い合いというのが悲しいかな昨今のよくある流れですね。

よって限定商法みたいな流れになるのも意図とは違うのですが、出音の出来が非常に良いだけに世に出さないのもそれはそれで残念な感じがしたので、今回の判断となりました。

 

黎明期でニッチな案件とは言えポタに於ける革命であると認識しているので、今後も発展の余地が色々ありそうで楽しみですね。

| 改造/保守 | 06:00 | - | - | pookmark |
Mojo関連の変更事項。
 最近はやや落ち着いてきたりしましたが、お陰様でケーブルとかMojo関連に付随するお仕事が多いですね。
今回は表題の通り、Mojoイジリについて変更事項があります。

以前のエントリでも言及しましたが、まぁ如何せん電波を拾う…
これが何とも言い難く煩わしいと。
USBだろうが、S/PDIFだろうが、出る時は出ますね本当に。

内部の分析をした際に、S/PDIFの受け方が普通とはちょっと違っていたのは知っていたんですが、そこまでノイズの件に緊急性はなかろうと思ってはいたんですね。
ただ…改造とかのお話を頂いているうちに、やはり上記案件に呵まれているとの声が多く無視出来ず改造ついでにどうにか低減できないか?と。

LTEの場合ですと、2.1GHz、1.8GHz、1.5GHz、700〜900MHzの帯域を主に使うという事で、
各波長はλ=14.3cm、16.7cm、20cm、42.8cm〜33.3cmという事になります。
また、WifiやBluetoothは2.4GHzですからλ=12.5cmです。
おおよそ上の通りとなりましてケーブルの形状にも依るんですが、普通にアンテナに成り得る長さなんですね…
(ケーブル長・形状やそれに基づくインピーダンス特性やら1.5波長・1/4波長なりモノポール・ダイポールetcの無線工学絡みの話は置いといて)
且つ同軸ケーブルと言った所で接続はステレオミニジャックですから、幾らインピーダンス整合を図っていても構造上は漏れがどうしても存在し、アンテナ化しにくいとは言い切れない側面があります。
※だから殊更漏洩ケーブルなんて使いたくないんです
例えば今まで通りAK100にトランスを仕込んで上下流の直接接続を断ち切り、GNDループを予防したとしても、Mojoから見たらAK100までGNDと信号線がそのまま本体から伸びているワケで、ケーブルからノイズが大なり小なり飛び込むのは判り切っている事なんです。

んじゃあどうするの?と言われれば解決手段は単純明快です。
Mojo内部にもトランスを入れてやればいいんです。

簡単な回路図をここに記します。(整合抵抗とかコンデンサとかは略; 画像クリックで拡大)


上流のDAP側に対しても下流のMojo側に対しても、ガワの外部に出ているケーブルが一切電気的に接続されない環境がベストです。
(いや…ちゃんとした据置きでは上下流にトランスが入っていて本来これがフツーなんですよ、ハイ)
ちなみに十分条件としては、上下両方というよりは受け側のMojoにさえトランスが入っていればある程度予防出来るのです。
もちろんトランスが上下流の二個あった方が当然ケーブル上の信号線とシールドの間を結ぶインダクタンスが増えますから、トランス経由後に75Ωで受けている構造上、ノイズは更に減って理想的ではあるんですが…
それでもまず優先すべきは下流側のMojoですね。

 上記を踏まえて…
今後AK100/120とMojoのセットで、という方にはTCではなくトランスを省きクロックのみのCをオススメする形としたいなと。
(勿論ベストは両方なんですが)
Mojoとしては聴感上の改善度合いも非常に良かったのでMojoではデフォルトにしてしまおうと判断しました。
それだけの利益と価値はあると断言出来ます。(それにしたってどこまで外来ノイズに敏感だったんだコイツ…)

つまり、1万円の値上げ代わりに同軸デジタル入力の受けにトランスを仕込む形とし、
各4.5万&6.4万という形にさせて頂きたく。

予め改造済みのお客様方にはこのアプデの件は通知済みかと思われますが、改めましてこの場でお知らせする次第です。
さて次回はお待ちかねの380Rのオハナシ…
| 改造/保守 | 18:00 | - | - | pookmark |
| 1/46PAGES | >>