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明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
大それたネタはまだ無いのですが、小ネタを少々…
まずDX200改の引き合いが年始に2件入っていたのもあり、第2バッチをGOするかどうかという流れになりつつあります。
しかも散々DX200の当該エントリでやりたくないオーラを出していて、最後と言っている手前…「やりたい!」とはやはり立場上言えませんよね。
モノの出来は良いので嬉しいんですが、どうにもニッチだろうと。需要が見えんぞと。
要は…某黄色いラーメン屋では無いですが、ロット制つまりある程度の台数がまとまらないと成立しないという事です。
しかし今年はどうにもやはり忙しいので、やるとしても前回同様に最大でも5台ずつしか受けられません。
具体的に云えば、最低施行は4台なのであと2台の引き合いで成立しますが、成立しても「泣きの1回」になるであろうと。
ついでに、DX150改は出来るか?と複数訊かれたりもしましたが、無論出来なくはないです。
しかしコレも元々の製品単価と手間賃と物量とスペックのバランスを踏まえると、コスパは200に比して相対的に悪くなります。
(いや大体改造どうこうやる人はコスパなんてモンに囚われないのも確かですが)
200よか安くはなるにしても、4万は下らないのではないかと。
しかもI/Vであったり本体内でイジる上で明確なメリットがあるDX200と違い、やるとすればひたすらデジタル部分とDAC周りのみとなります。
そう考えると、素直に200やった方が良いのではないか?と言うのが本音ですね。
次はfi.Qの電池の話です。
手元の電池の在庫もほぼ払底しているのと同時に、如何せん10年前の電池ですのでもう劣化が酷く、使える状態にないと判断している所です。
それもあって、現在代替の電池をワンオフでも作れる枠組みだけは作っておこうという事で話を進めています。
国内メーカー製セルの採用が出来る様に出来ればと云う事で、固まり次第お知らせ致します。
Paw改・改二丙ですが、部品供給元から3月受注分からの値上げ通達が有りまして、値上がりが不可避な情勢となっています。
上昇幅としては2.5万程が見込まれます。
よりまして、施工をお考えの方はお早めにという事で、宜しくお願い致します。
さてX10T改の受注は、今後常設とします。
単純にニッチな案件ですが、スポットで請けても特に問題はないと判断しました。
後継のX10T IIも請けられなくはないんですが、ちょっと色々ありまして…コレは待った方が良いかもです。
SE100Rの箔オプションですが、+6万という価格で決着が付きました。
(DX200同様に、纏まった数でオプション行使があれば数割は引けますが、メーカーへのスポット発注ではこの値段が限界と判断します)
業務連絡としてでは有りますが今月下旬に先述の開発案件で深圳に行く事になりまして、もし間に合えば試作機なりが形になっているかも…ポタ研に間に合えば持って行きますね。
差し当たっての報告は以上となります。改めまして宜しくどうぞ。
This is an announcement of abolishments and partially downsizing for modification services due to my returning to R&D.
Discontinued
AK100-Kai (TC1/TC2 included)
AK120-Kai (TC1/TC2 included)
AK240-Kai (240R excluded)
Paw gold-Kai (Mk.23 excluded)
DX90-Kai
DX100-Kai
Discontinued w/ postponement (Deadline for placing order)
AK70-Kai (Until 15th June; rush expected and earlier is better)
Mojo-Kai* (Until 31st July)
*excluding "Entire mod"
Continuous line-up
AK70-Kai II
SP1000R
AK240R
Mojo-Kai "Entire mod"
Paw gold Mk.23
SE100R (planned)
さて突然ではございますが、先日twitterにて取り急ぎ報告致しました通り、8年ぶりに製品開発に復帰をする事と相成りました。
またそれに伴いまして今後、一部改造のラインナップの縮退・廃止を行います。
・即時廃止
AK100(TC1/TC2含め)
AK120(TC1/TC2含め)
AK240改(Rは除く)
KANN改
Paw gold改(改二丙は除く)
DX90改(J含め)
DX100改
・猶予付き廃止(期限はカッコ内)
AK70改乙・改丙(6/15まで)
※なにぶん数が出る案件ですのでお早めにお願い致します
Mojo改(バランス付加のみ;7/31まで)
・当面の間継続
AK70改二(HF・YuiOguraEdition含め)
SP1000R
AK240R
Mojo改回路全体とUSBノイズ軽減
Paw gold改二丙
SR-71A改(電池片減り時直流防護回路付)
(SE100R(予定))
以上取り急ぎ、ご検討の程を何卒宜しくお願い致します。
まず上記の問題に関連し、作業に支障が発生しお待たせしております事、改めましてここに深くお詫び申し上げます。
表題の通り、代替コンデンサの動作検証並びに音決め作業(F95に似せる検証)がようやく完了し、対策済版のAK70改乙、AK240改/R、Paw改/二丙の当該部分の作業を開始しています。
漏れ電流の問題が出ないのは良いものの、余りにも音に差が出てしまった事から調整に手間取った所が否めません。
・AK70とAK240に関しては今週から届き始めると思われます。
・Pawに関しては9月第2週のお届けを予定しています。
また重要事項として、今週から発送されるAK70とAK240には新しいデジタル電源回路が適用されます。
ずっと実験していたものですがSP1000Rで本採用としたもので、差としては中高域のゴチャゴチャさの更なる低減と全域に渡る解像度上昇と鮮度の向上が見られ、数字の上でも相互変調歪(IMD)の低減を認めており、「デジタル回路からアナログ回路への干渉が更に減り、背景がドス黒くなる」と云った所で、適用前後の差は大きいと思われます。
ただしこれに伴う価格の上昇は設定しません。
また飽くまで対策済コンデンサ搭載という事から、名称は変更せず「対策済」と区別するに留めます。
無論、これに関し改造済個体からのアップデートは可能です。
(対策済コンデンサと電源回路併せて¥6,000.-、電源アップデートのみの場合は¥4,500.-で請けます)
取り敢えず手持ちの作業を優先する為にこちらのアップデートの受付は開始するものの、こちらでの受領は9月3週目を目処としています。
作業順は例の如く入金順です。
以上取り急ぎよろしくどうぞ。
イイ感じに三寒四温の陽気となり、神田明神の梅の花も咲いて甘酸っぱい香りが漂って来る季節となって参りました。
前回の更新から早十ヶ月、もう既に赤ちゃんなら生まれてるぞというツッコミの入るインターバルです。
病んだり復調したりまた病んだりを繰り返してはきましたが、やっとモチベーションが回復した、と云えるレベルになったので戻って来た次第で。
ここでいきなりですが重要な事を数点書きます。
1, 価格を改定します。
昨今の円安ドル高が非常に輸入業に対してボディーブローどころか完全にチンやアッパーを喰らわせているのは皆さんご存知の通りで。当然こちらにも相応にキています。しかし、元々ポタアン始めポータブルオーディオがかつての円高ドル安・円高ユーロ安の恩恵を享受しつつ成長してきたのも紛れもないオハナシです。それを踏まえて…こちらとしても還元!などと大仰な事は云いませんが、一部改造メニューは情勢に鑑みて敢えて値下げをする事と致しました。
これは一応営業努力の一環である事、既に落ち着いた製品である事、作業する上でもノウハウが完成の域に達しているから、との判断です。
該当メニューは以下の通り。
AK100改 ¥21,000.- → ¥16,000.-
AK120改 ¥37,000.- → ¥33,000.-
AK240改 ¥94,800.- → ¥79,800.-
(上記の各メニューについてのオプション追加料金は変更なし)
UHA-6S改 ¥30,000.- → ¥27,000.-
更にAK240改は、AK240Rを正式なメニューに加える事として各々別扱いとする事となりました。
AK240Rについては次項で。
2, 新メニューが加わります。
ハッキリ云えば高いメニューが大勢を占めます。
(1) AK240R
このRはRecircuitの略です。
AK240改はバランスアンプチップの変更・フィルタ定数変更・カップリングコンデンサ変更・クロック交換が主な内容ですが、この改造はそれに加えてアナログ回路を全部交換した上でデジアナ電源強化をするという内容です。
AK240はアナログ回路が左右合わせて8系統あり(つまり1枚のCS4398から片chの正負が2系統ずつ出ている、という事です)、その全ての部品を交換する大手術、交換点数は堂々の3桁超えという作業。正直ツラいんですが音に如実に出るのも確かでして、自分でテストをした段階でこの音を聴いてしまった以上はやるっきゃないという衝動のみでメニューに加えてしまった経緯があります。
抵抗はビシェイの薄膜、コンデンサはいつものECHUですね。定数は結構変わりまして、100kHzまではどフラットですが、上の伸びはやはりこれには代え難く。
ちょいちょい前から出てたじゃねーか、何故今更発表?という理由を挙げれば、単純に施工例が現状7例しかなく、安定させる動作環境の構築が難しかったからです。ゴメンナサイ。
価格はもうどうしようもないですね、¥170,000.- です。いくら頑張ったとしてもコレです。
この価格面の乖離もあってAK240改のメニューをそのまま残した、という事でもあります。
もし聴きたい方がいらっしゃればポタキャラ等でSさんを捕まえてみて下さい。金色に輝くアレが出てくる筈です。
(2) Pono改
みんな大好き、ぽにょ。あの3角柱のシェイプにはなかなか度肝を抜かれました。
音もDACにES9018K2M(しかもRevisionVの最新型!)を使っておりますが、どうせならもっとブラッシュアップ…という事で、クロックの交換とアナログ回路の交換が主な内容ですからやる事は240Rと同じなんですが、こっちの方が圧倒的に作業内容は楽なんです。
率直に云えばどれだけ注文が入るか未知数な側面もありまして、ほぼワンオフ的なスタンスでの対処な案件です。価格は¥84,000.-で、高いと取るか安いと取るか…
(11/16追記:ぽにょ改はレパートリーとしては残していましたが、あんまりにも玉数が無いのでやめます。)
(3) PAW Gold改
(4) DX90改
上記2機種は2016.12.01に改定につき当該記事参照のこと。
とまぁ、こんな感じでラインナップが加わりますので、皆様宜しくご検討の程を。
3, 今後の展望について。
1に書いた通り、非常に円安ドル高が圧迫している状況です。
流石に想定レートを130円で設定せねばならないといっても過言では無いですね。
そこでリスクヘッジの為にでもあるのですが輸出に手を出すしかなさそうです。
そう遠くない未来に販売ページを設け、海外にモノを売る流れになるであろうという事ですね。所謂「飛躍の年」が今年になるのかどうなのか!?!?というアレです。
でも大丈夫…もう私は一人ではありません。
もうすこし、待っていて下さいね。