先週は見事にタミフルっておりました。
懸案がやっと解決したついでに、なかなかタイムリーな流れに乗れた感がありますね。
熱に苛まれるのはこっちも同じ、という所でこの話題から…
1210の発熱低減とランタイム延長と音場表現の話。
fi.Qに於いてコアコンポーネントである故に如何に上手く使うかがキーなのがこのパーツ。
最低でも1.1Aを吸ったり吐いたり出来るが為に、その分発熱に対しての上手い付き合い方が必要になってきますね。
現行の回路ではそのスペックをフルに活用すべく、簡単に云えば常に全力で電流を流しまくってます。中点のゆらぎも出にくく追従性も良いワケで、勿論それが最も数字や理論上で良いのですが熱として発散される無駄も多い。
16V時でもコンスタントにそれなりに熱が出るのに、24Vでは直接ヒートシンクに触れられないレベルで。
据え置き時の24Vでは気にならずとも、ポータブルでの運用ではいくら静止電流と云えど無駄には出来ないという事もあり、今回の電池交換ラッシュも含め今後の電池のサービス寿命との兼ね合いも見つつ勘案した結果、これも施工に加えるべきであると判断しました。
常に掛かる負荷電流が少なく出来れば電池の寿命はイヤでも伸びますし…。
動作電圧にも依るのですが、1/3程度に消費電流を減らせれば無負荷で25〜30%程度、有負荷でも最低その半分はランタイムの延長が図れるのではないかと。
(最低限、常時発せられるジュール熱は減らせるワケで、あとは負荷に応じて発熱するだけとなりますし。エネルギーの放射は電流の二乗分、つまり1/9となるというワケ)
だからといってトレードオフでスペックは多少落ちます。
何がアレかって話ですが、GNDに対する追従性が犠牲になります。つまりGNDの出力インピーダンスがやや上がると思って下さい。(とは云えfi.QのGNDの取り方は特殊なので0.03Ωほどの上昇で済んでます)
言い換えれば、音に奥行き・空間が出ます。
ただ本音として、改造作業としては一番やりたくない部類でもあります。
何故かと云えば熱を発散させやすいLT1210を基板から取るのに非常に難儀するからで、いくらヒートシンクを取ろうが7本足同時にTO220パッケージを取り去るのは1210が高い事もあり非常に精密なオペレーションとなり作業時間が1.5h掛かります。(しかも足が取れやすい)
でもどうしたものか、極力多くのアンプに適用されるべきとも認識しているのであまり高くも出来ません…
頑張って1210のリスク分含めて4.5kです。
ただし、ポタ運用での効果は絶大という事でここはご納得頂きたいところ。
さて、2つ目。
先日1期から3期へのアップデートパッケージを発表しました。
要は、面倒くさいと…わかります。結構注文ありました。
2期は?の声もあるのですがどこまでやるか次第としか云えません。
ただデフォの2期前半分と比較すればかなり音も違うので、あっても良い形であろうとも認識しています。
デフォからとしたら9.8kってところでしょうね。結局実運用との兼ね合いでしかないので、やっぱりそこは相談して下さい。結局何を求めるかなんて十人十色でしかありませんから。
3つ目。
本日22時より、受注を再開します。