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はい。えーまさかの番外編2です。
本日デビューという事で破竹の勢いを見せるAK70ですが、約束された覇権であり当然の流れでしょうね。
まず試聴して一聴で分かる駆動力の違g…みたいな感想は他の人に任せるとしましょう。
さてエントリークラスと銘打ちつつ実態はそうでもないこの中身ですが、本当によくここまで入れてきたなと感心する事しきり。
LPFにOPA1622、シングルエンドの増幅段にOPA1612という事で、アナログ部の物量のみ鑑みればAK380を始めとする上位機種と渡り合えるものを持っています。(いやまぁ駆動力を考えればOPA1622の方が上とかBTLはディスクリ説が出回ってますが、ディスクリではないとかゲフンゲフン)
普通に考えればブランド戦略上・製品戦略上どうなんだ…?とも云えるのですが、この設計哲学を今後も堅持していくのであれば市場形成の上では非常に健全で素晴らしい事だと云えましょう。
全く不満も無く改造する必要のない素晴らしい製品です。
イジるとすれば、いつもの1ppmTCXO・コンデンサ・出力インピーダンス低減・電源周り・フィルタ…という流れを丸々全部含めちゃいます。(AK100C2と同様、って事ですね)
基板の配置は300系と同様にアナログ部にステンレスシールドが付いてしまっているので、物理的に余り余裕があるワケでもなく一応頑張って色々とネジ込んでいます。今回はデジタルが同軸では無くUSB出力ですから、その分手数が減るのも有難い(?)のですよ。
元々第二世代の100II同様にCS4398が1発で、こちらとしてもどこを奢れば改善するかは分かってますから、そんな意味でも楽な方です。
一応予価として3.5万という事で見ていましたが、特に変更するべき予想外の出来事も無く安定的に運用出来ているのでそのままGOを出し、¥35,000.-とします。
※以下12月追記
ここで一つ亜種の追加となります。とは言え、もう改の段階で手を入れるところは無かろうという判断をこっちでしている以上は飽くまでオプションとしての提示です。
その名もAK70改乙という事で何の変哲も色気も無い名前ですが、今後命名法は甲乙丙丁の順番でのリビジョン表記となります。(甲は表記しませんが)
7月の上記発表以来、玉数の多さも相まってちょいちょい入っていた注文なんですが(バタバタしててスミマセン)、改造前の状態に比してもっと上をもっと上をという声がチラホラと入ってくるもので…
改の段階でそれなりに上はキレイに伸ばしてはいたんですが、もうちょい上を足せないか?という事でリビジョン違いとして手直しの要請があり施工した事から、オプションとしての提示もアリだなと思った次第です。
何をやったか?というのは上記内容に加えて、CPU周りのデジタル電源強化とDAC周りのシグナルパスじゃない部分のフィルタの定数変更を行っています。
ただつくづく予想外であったのが、フィルタを通る電流が余りにも小さいので音が落ち着くまで300時間以上掛かるという所でしょうか…
この施工で中域の表現の精緻さや、高域の分離も情報量も予想外に改善されておりAK240と同様の性格な変化が起きているという印象がありますが、ただ実際のオシロで見るレスポンスよりも高域の主張が強いな(キンキン来るんじゃないんですが、量は増える)という印象があります。
よって、元々の「改」の音域のバランスで上に満足出来なかったらこのオプションを適用する、という流れが着実且つ妥当なのではないかと判断しています。
料金は+¥5,000.-で都合4万という所なんですが、勿論既に改を施工済な方への対処も今まで通り可能です。
以上宜しくお願い致します。 (12/1追記)