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AK製品全対象アップデート/電池分圧保護回路基板

 表題の通りです。

まず事の経緯を説明致しますと…

「AK製品の残留ノイズを如何に殺すか?」という原点に戻ります。

ボリュームを0にして再生ボタンを押してみれば、どんなものか分かるかも知れません。

SoC(CPU)の負荷やRAMとのデータのやり取りが増える一方、その分電源の負荷も対数関数的に増大し、第4世代の機種から大幅な電源強化がなされています。

大体の残留ノイズはその負荷上昇による電源からの回り込みも多く、改造する上でもそれを低減する施策をとってきました。

しかし例として内蔵RAMが容量満杯に近付くと、全部が全部ではありませんが電源に乗るノイズが顕著となり、かなり音質に対する悪影響が出やすい状況となる個体も一部であったりします。

その場合は個別に対応したりしていたのもありますが、その途上で革命的な方策をつい先日発見した所だったのです。

でもその結果、施工前後であんまり音の情報量に差があり過ぎてしまい…

「コレはやらないと怒られるレベルの差だ」

と判断するに至りました。

とりわけローの硬さ、上の潰れなさは一番判りやすい部分ですね。

 

 では何をやるか、大まかに説明します。

基本的に全ての市販されるDAPにはミュート回路が付いており、再生を止めた後に、アンプ回路と出力を切り離す役目を担っています。

AK製品の場合は電磁リレーによる物理的遮断ではなく、FETを用いた半導体リレーで出力を制御するのですが、それの制御を行う経路から電源のノイズが流入する事が元々判明しています。

改造する上でも手を入れて低減していた場所でもあったものの、今回の手法だと効果が覿面過ぎて音の上での全体的な解像度・情報量の底上げになります。

 

この場合、同じミュート機構を採用している対象となるものが「全AK製品」になってしまいます。

ハッキリ云ってアホみたいな施工数です。

施工も難しくはない内容なのですが、取り敢えず下記機種に絞る事としました。

 

AK240R・AK70改乙・AK70改二・SE100R・SP1000R・SR15R

 

お代ですが、¥8.5k/台、2台以上施工の場合¥6.5k/台とします。

 

 さて小ネタですが次のオハナシ。

所謂「電池分圧」のアンプは仮想GNDを使わなくて良いワケで、音質の上ではそれに対しては優位となります。

しかしそれと同時に、電池が片減りを起こした際に真っ先に数V単位の直流を出力に漏らし、イヤホン・ヘッドホンのボイスコイルを焼くという致命的な欠陥があります。

RSAのSR-71/SR-71A/SR-71Bがその代表例ですね。(71Bに至っては保護回路も無くリチウム電池直という無謀さ)

何がタチ悪いかと言えば…そのアンプ自体は壊れないという事でもあり、表面化しにくいという問題です。

最近ではアンプよりも下流の方が圧倒的に高いので、それによる損傷はユーザとしてはかなりの痛手となります。

私としてもこの問題は10年来言い続けてきた所でもあり、安心して運用する為に何が必要かと言えば、

「電池の片減りがどちらかの電池で発生した場合に、正負電源両方を遮断する機構」です。

目下、71Aやら他の電池分圧のアンプに付けられる基板を開発中です。

ユーザの運用方式も違うと思うので、使用する電池に合わせて、放電終止電圧をスイッチで適宜設定出来るようにします(変更も可)。

アルカリ乾電池・NiMH充電池・リチウムイオン充電池の3種の設定を予定しているので、まずこれで万全かなと。

目下試作段階に入っているので、完成の暁には別エントリで書く事になるかと。

現時点での予価として¥12〜15kの間になる予想で、71/71Aなら取り付けサービスも出来ると思うので、ご期待下さいませ。

| 改造/保守 | 12:00 | - | - | pookmark |
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