値段が値段なのもあって信頼性の検証に1ヶ月弱掛かる羽目になってしまいました。
ようやくGOが出せると判断したものの、相も変わらずペースが上がらなくてスミマセン。
前回の触りのエントリでの内容がちょっと分かりにくかった側面もあって補足がてら改めて説明したいと思います。
AK240に関してはもうバージョンの差異は設けない方向で、
改造内容は"C1"と同じ、という事になります。(トランスは載りませんからね)
クロックを交換した上で、バランス・シングルエンド抵抗直結、各電源強化しつつ上の帯域の伸びの悪さを改善したモニターライクなコンデンサチューンとします。
AK120の改造と同様、フィルターの定数も変えており高域は伸びます。かなり。
その上でシングルエンドはOPA1611からOPA211への交換としています。
結果として出す音は施工する上で20万オーバーの音とは?というのを延々と考えながら試行錯誤をした私なりの結果です。
あまり大きな声では言えませんし個人的な見解ですが…いくら鳴らし込んでも上の帯域が詰まって仕方ない印象だったのでいの一番にそこを変えたかったという…。そして下は沈み込みも弱く何よりもボヤケてしまう部分があり、何というかもっとカッチリ端正にしてあげたかったんですね。正直もったいない。ホントにもったいない。
あと一聴してバランス・シングルエンド共に解像度の改善をしたかった印象を持ちまして。
とりわけ他DAPと聴き比べをするという状況に於いてはシングルエンドでも本気を出させてやりたい…。
以上を踏まえてカップリングコンデンサの選択である程度はカバー出来るのですが、やはりフィルターの変更をする事でヌケの良さは断然変わってしまいます。
カップリングコンデンサはアンプ部の上流に位置するのでバランスシングルエンド問わず影響を受け、所謂"CS4398らしいスカーンと伸びる高域、ちゃんとしっかり沈み込むローエンド"をバランスシングルエンド両方で出せるようにしました。結果としてレンジの拡大はエージング前でもハッキリと享受出来ているのが判る程ですが、150h程度鳴らし込めばクセも取れて凄くナチュラルに整合性を感じさせる音を出してくれます。
あと自分的なウリとしてはDACがWM8740ではなくCS4398という事で、信号の通り道にちょっとした小細工を仕込みました。この小細工、地味に効いているのでそこは自信作です。自分の中では手を付ける所はないですね、もう。
さて価格ですが…
94,800円86,800円也。一応大台は切ります。リスク代込みです。
ただ、前回エントリの通り最初の5台はアーリーアダプターとして1万値引きします。
ということで84,800円とします。
また、納期諸々なんですが元々の種機が高い上にタイミングを合わせる為に待たせてしまうのもアレなので、受け入れ可能になったら通知しますのでその後でこちらへ送る時にお金をお振り込み下さい。
あと更なるカスタム:オペアンプなり、結線線材なりは応相談です。